元同僚が投げかけた“アンチ”への異論 稀代の天才・大谷翔平が「最高」なワケ「飽きることなんてないじゃないか」
投打で異次元の活躍を続けている大谷。そのハイパフォーマンスに賛辞は尽きない。(C)Getty Images
大谷翔平(エンゼルス)はアメリカン・リーグMVPに輝いた21年シーズン以来、二刀流でフルシーズンを戦い抜いている。以前まで誰もが「現代野球では不可能だ」と考えていた異次元の活躍だと言える。
フリーエージェント(FA)イヤーとなる今季も大谷は順調に二刀流でプレーし続けている。打撃ではリーグ2位の15本塁打、OPS.883。一方で投手としても5勝、防御率2.91、奪三振率12.46と、まさにエース級の快投を披露しているのだ。
【動画】どこまで飛ばすんだ!大谷が今季最長飛距離の140メートル弾、2打席連発となる15号2ランのシーン
そんな周囲の度肝を抜く稀代の天才には、メジャーリーグの酸いも甘いも熟知する元メジャーリーガーたちも脱帽する。現地6月1日にMLB公式ネットワークチャンネル『MLB Network』で放送された『MLB Tonight』において元ニューヨーク・ヤンキース外野手であるクリス・ヤングは「観ていて、これほどワクワクさせられる楽しい選手は他にいないね」と激賞した。
2018年にはエンゼルスでプレーしていたヤング。メジャーリーグにやってきたばかりの大谷を間近で見せていた彼は、日本の天才が見せ続ける想像の範疇を越える活躍に「飽きることはないじゃないか」と強調している。
「2021年は圧倒的だった。ここ3年間では間違いなく一番だった。しかし、我々が最も感心すべきことは、彼が毎年試合に出場し続けて、これだけの活躍を毎年繰り返していることだ。たしかに多くの選手にブレークするシーズンがある。しかしそこから、彼らが“いい選手”であり続けることは期待しても、“最高な選手”として活躍をすると期待するわけではない」