大谷翔平が「特別な人間」である理由 MLB219勝の大投手が語った異次元さ「エネルギーが現実離れし、私には想像できない」
二刀流戦士として投打で連日話題を生み出す。そんな大谷の図抜けた活動量は、レジェンド投手の度肝を抜いた。(C)Getty Images
大谷翔平の底知れないポテンシャルは、目の肥えたレジェンドも脱帽する。現地5月19日にMLBの公式ネットワーク番組『MLB Network』で大谷が特集され、レッドソックスなどで通算219勝を挙げた往年の大投手として名高いペドロ・マルティネス氏は、惜しみない賛辞を贈った。
かねてから大谷を「特別な人間だ」と評してきたマルティネス氏。サイ・ヤング賞を3度も受賞したレジェンドは、今季に207イニングで被安打102ペースという驚異的な活躍を見せる二刀流戦士を「私自身も先発投手だったから言わせてもらうが、想像するのも難しいよ」と再評価。自らの現役時代の実体験をもとにし、“想像しがたい”という偉才の凄みを論じた。
「私は登板した後、最初の3日、いや4日は全くと言っていいほど動かなかった。私にとって一番楽な日は登板する日だった。やるべきことは、グラウンドに行って、ウォームアップをして、腕や足のストレッチ。そしてマウンドに行って9イニング投げることだけだった。
ア・リーグには数多くの素晴らしいチームがあるが、先発投手は彼らと7回、8回、9回まで戦うために準備しないといけない。加えてオオタニの場合は同時に毎日出場して、ベースを走り回るために準備をする必要もある。これが毎日のことなんだ」