これぞスター! レ軍マイナーの台湾人選手への大谷翔平の“粋なプレゼント”に母国メディアも驚嘆「心が大らかだ」
大谷はシーズン中にもかかわらず、相手のチーム、それもマイナーに属する選手への“プレゼント”の求めに応じた(C)Getty Images
球界屈指の知名度を誇る二刀流戦士、大谷翔平(エンゼルス)の人気ぶりに敵味方は関係ないようだ。それを物語るエピソードを明らかにしたのは、レッドソックスのアレックス・コーラ監督だ。
現地5月24日のエンゼルス戦を前にレッドソックスの地元ニュースサイト『MassLive』などの取材に応じた47歳の指揮官は、大谷と試合前に交わした雑談の内容について「タンパリングではないよ(笑)。ちょっとした話だった」と今オフにフリーエージェントとなる去就をふまえたジョークを交えて吐露。そのうえで「オオタニはクールな男だった」と、初めて話したという偉才の印象を口にした。
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そして、コーラ監督は大谷への“お願い事”も打ち明けている。それは自軍のマイナー組織にいるプロスペクト選手、チー・ジャン・リュウへのプレゼントだった。
「彼(オオタニ)に私からお願いをしたんだ。リュウにサインボールを書いてくれないかってね」
このコメントを伝えた『MassLive』によれば、大谷は敵将の願いを快諾。近くサインボールは、リュウのもとへ届けられるという。
今季にレッドソックスの2Aに所属しているリュウは、8試合に先発し、4勝(2敗)、防御率2.85、WHIP1.17を記録。直近5試合に限ってみれば、28回1/3を投げ、許した失点はわずか3失点(防御率0.95)と、抜群の内容を見せていた。大谷からのサインボールは、同じアジア人でもある24歳に対する粋なプレゼントと言ったところだろう。