「とんでもないスイーパー」大谷翔平の「51センチ」曲がる“魔球”に現地は興奮「他の投手よりも20%変化量が多い」
豪雨の影響でこの日は2回で降板した大谷。打者としては2安打を放った(C)Getty Images
現地4月17日(日本時間18日)、エンゼルスの大谷翔平は敵地で行われたボストン・レッドソックス戦に「2番投手兼DH」で先発出場。序盤に降雨中断となった影響で、2回を31球、3奪三振、1失点でマウンドを降りた。一方、“打者”大谷はマルチ安打を放つ活躍でチームの勝利に貢献した。
災難続きの1日だった。この日は現地で行われるボストンマラソンが開催される影響で、午前11時10分(日本時間午前0時10分)試合開始予定だったが、悪天候によりプレーボールが56分遅れた。さらに、3回途中にも1時間25分中断し、降雨でピッチコム(サイン伝達の電子機器)が故障した。
【動画】「約51センチ変化している」と米投球分析家も驚愕した大谷翔平の「とんでもないスイーパー」の映像
それでも大谷は動じない。初回にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でチームメイトだったレッドソックスの4番・吉田正尚との対戦が実現。スイーパーと緩いカーブ、そして158キロのストレートで三振を奪い、メジャー初対決は大谷に軍配が上がった。
短いイニングの中でも大谷の“魔球”がさく裂したこの試合。現地メディアはまたしても大谷の「スイーパー」に注目している。“ピッチング・ニンジャ”の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のTwitterで大谷が投げたスイーパーの映像とともに「ショウヘイ・オオタニのとんでもないスイーパー。水平方向に20インチ(約51センチ)変化している」とツイートし、“魔球”に驚愕した。