強力・中日リリーフ陣に頼れる男が帰還 岩嵜翔のキャリアが再び動き出す
■復帰マウンドは無失点リリーフ
支配下復帰を果たした日に岩嵜は早速1軍に合流。冒頭の通り6月5日の試合で、実に802日ぶりの1軍マウンドへ帰ってきた。奇しくも相手はかつて所属したソフトバンク。古巣のファンも気にかけていたようで、一塁側だけでなく三塁側からも大歓声が送られた。
まず迎えたのは4番・山川穂高。復帰の舞台に申し分ないスラッガーである。1ボールの後、2球目の148キロ直球で空振りを奪うと、続く3球目で二飛に仕留めた。5番の緒方理貢は左飛、柳町達にはライト線に二塁打を打たれるも、廣瀬隆太は遊ゴロに抑え、無失点で登板を終えた。
直球の最速は153キロを記録。フォークでストライクを取る場面もあり、復帰マウンドとしては良いものになったのではないか。
6日の試合はベンチを外れたが、今後もその豊富な経験に頼ることがあるはず。再び動き出した岩嵜翔の今後に期待したい。
[文:尾張初]
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