賛否両論を呼ぶ“代表はく奪” 米誌は憔悴する19歳・宮田笙子のメンタル問題を危惧「極度のプレッシャーに晒されていた」

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 米老舗誌『Time』は「彼女は2022年の世界選手権で平均台で銅メダルを獲得し、個人総合で8位となったことのある、とても優れた体操選手だ」と類まれな技術力を評した上で「多くのアスリートが世界最高のレベルで競うプレッシャーの重さについて打ち明けている。特に五輪の代表選手のメンタルヘルスの問題は以前から注目を集めていた」と国際的なアスリートが抱える精神的な問題を訴えている。

 また、豪公共放送局『ABC News』も選手のメンタル面を案ずる。同局は、東京五輪でメンタルヘルスの問題を抱えたために団体総合の決勝の途中で演技を中断し、その後の個人総合、種目別の跳馬、段違い平行棒、ゆかを棄権した米代表のシモーネ・バイルズを例に出し、こう記している。

「たしかにミヤタの行為は向こう見ずなものだった。だが、彼女は最高レベルのパフォーマンスをしなければならないという極度のプレッシャーに晒されていた。前回の東京オリンピックでは体操のスーパースターであるバイルズが次々と競技を棄権した。いま、若いアスリートたちが直面しているメンタルヘルスの問題を注視すべきだ」

 お茶の間をも揺るがす騒動の渦中で宮田は何を思うのか。今後の協会側や大学チームの対応を含めて気になるところである。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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