中日ドラ1・草加勝がTJ手術へ 「前例」「チーム事情」からポジティブに捉えられる理由

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 次に「チーム事情」。現在の中日は多くの先発ローテーション候補を抱えている。草加は大卒ドラ1、実戦派投手ゆえに即戦力の声もあるが、無理に使う必要がないのが現状。梅津、根尾昂、仲地礼亜らとともに枠を争う立場にいた。

 このまま保存療法を選んでいても、肘の状態は上がらなかった可能性は捨てきれず、無意識のうちに肘をかばうことで肩を痛めるリスクもあった。結果、シーズン中にメスを入れるぐらいなら、早く決断してもらったほうがチームとしても“草加抜き”の戦いを想定しやすい。

 また、上記の通り現在はローテ候補を多数抱えているものの、数年後には小笠原慎之介&髙橋宏斗のMLB挑戦や、実力のあるベテラン勢のフェードアウトといった“問題”が顕在化するかもしれない。その頃にTJ手術明けの草加が本格化して、エース級の働きをするーー。これが理想だ。

 総じて、今回の草加の決断は、本人そして近未来のドラゴンズにとってポジティブに捉えたい。背番号14の今後をゆっくり、じっくり見守っていこう。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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