中日の一塁を争う中田翔とビシエド オープン戦本拠地開幕の段階ではまだ同等?

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■ビシエドにも熱い声援

 この2試合、中田と同等かそれ以上に声援を受けていたのが、ダヤン・ビシエドだ。

 守備から出てくる時、打席に入る時……。中田に打ってほしいけれど、ビシエドにも頑張ってほしいという、ドラゴンズファンの偽らざる気持ちが見えた。昨季こそ大不振に陥ったものの、ここ5年以上チームを支えてきた主砲、かつナイスガイとして知られる背番号66に感情移入したくなるのは分かる。

 沖縄でのオープン戦では二塁打を放つなど、好調ぶりを見せていたビシエドだが、今回の2試合は無安打に終わった。ただ、「5番・一塁」で出場した2日目には「あと一歩」というセンターフライも。そこまで状態が悪いわけではなさそうだ。

■次カードからの遠征で決まる?

 今回の2試合でスタメンを分け合ったように、中田とビシエドの一塁争いはしばらく続くのだろう。

 大枚をはたいて獲得した中田を優先的に使うのが基本線としつつも、ビシエドも日本で8年間積み上げてきた実績がある。結局は「打てる方」「健康な方」を使うのではないか。中田は腰などに古傷を持ち、健康面にやや不安を抱える。ビシエドはやはり昨季の不振が気になる。今季から外国人枠を外れたのもどちらに転ぶか分からない。

 チームは5日から13日にかけて、大阪〜広島〜所沢と遠征が続く。戻ってきたら本拠地で3カードをこなしてオープン戦を締める。本拠地に戻ってきたら開幕を想定した戦いをすると思われるため、次カードからの遠征で当面の方針が決まるのではないか。

 中田とビシエド、果たしてどちらが開幕の一塁スタメンを張っているのか。今から楽しみだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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