【中日】3年連続最下位の屈辱から脱却できるか 井上中日で浮上の鍵を握る35歳内野手の「パフォーマンス」
中田は移籍1年目、思ったような成績を残せなかった(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
いよいよ始まった2025年、野球界では3年連続最下位からの脱出を目指す中日の戦いぶりにも注目が高まりそうだ。
井上一樹新監督となり、新風を巻き起こせるか。今オフ、チームでは絶対守護神のライデル・マルティネスが巨人に流出、左腕エースとしてローテ―ションを守ってきた小笠原慎之介もポスティングによりメジャー挑戦が濃厚となっている。FA宣言した福谷浩司は日本ハムへ移籍が決まった。
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そんな中で明るい材料としてはドラフト1位左腕の金丸夢斗の存在にもある。4球団が競合する中、井上監督自らが引き当てた金の卵には即戦力として、快投が早くも期待されている。
一方、打線では移籍2シーズン目となる、中田翔のパフォーマンスにも注目が高まりそうだ。
巨人から移籍1年目となった昨シーズンは4番で迎えた開幕のヤクルト戦で豪快なアーチをかけ、華々しいスタートとなった。4月は8年ぶりに一時単独首位に立つ中で中軸として存在感を示した。しかし終わってみれば、62試合で打率・217、4本塁打、21打点と1軍定着以降のキャリアワーストの成績、要因には5月に自打球で離脱、持病の腰痛コントロールにも悩まされ、シーズン通じてのパフォーマンスを残せなかった。
巻き返しを期す今季に向けては10キロ以上の減量に取り組むなど意識を高めているが、チーム、ファンが求めているのは一発で仕留める勝負強さだろう。