「中田個人軍」も話題の巨人・中田翔 期待される「相乗効果」とは
(C)Kenta HARADA/CoCoKARAnext
巨人・中田翔が状態の良さを示している。1日の中日戦(東京ドーム)は巨人が2-0と勝利。中田が2試合連続弾を放つなど、チームに貢献。シーズン初勝利の立役者となった。
開幕戦でもチームの全打点を叩き出したことが話題を集めたが、この日も絶好調。初回の第1打席では先制となる中前適時打を放つと、1―0で迎えた6回の第3打席。1ボールから涌井の147キロ直球を完璧に捉えた打球はぐんぐんと伸びて、左中間中段へ飛び込む2号ソロをマーク。打った瞬間にそれとわかる打球には「久々に気持ち良かったです」と確信歩きから、ゆっくりダイヤモンドを1周した。
【動画】確信歩きがかっこよすぎ!2試合連続のアーチで状態の良さをアピールした中田
貴重な追加点を含め、開幕戦の2安打3打点に続き、この日も2安打2打点とチームの全打点を叩き出した。この孤軍奮闘ぶりにはツイッター上でも「読売巨人軍」に引っかけた「中田個人軍」がトレンド入りする事態となった。
チームの中軸を支える中田の活躍には原監督も「非常に高度なバッティング。昨年の終わりくらいから取り組んでいるバッティングを粘り強くやっている」と高く評価した。
わずか2試合が終了した時点ではあるが、打率は・667まで上昇。開幕直後の「翔タイム」には相乗効果を期待する声もある。
「元々力のある選手ではあるが、コンパクトに振ってあれだけ飛ばせるというのは大きい。中田の前に1人でも出せれば、着実に点を取ってくれるという安心感は大きい。4番の岡本も少し気持ちを楽にして打席に入れるのではないか」(球界関係者)