暴力行為を起こしたことで無期限謹慎処分を受けていた日本ハム・中田翔内野手(32)に関して新たな動きがあった。日本ハムは20日、巨人とのトレードによる移籍の合意を発表。中田に科されていた「出場停止選手」処分も解除された。
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球界の盟主がひと肌脱いだ。8月末のトレード期限を前に電撃的に中田獲得を決断した。背景にはチームを預かる原監督の意向があった。元々日本ハムの栗山監督とは親交が深く「ホットライン」を形成。これまでも、数々のトレードを実現させてきた。そこに振ってわいた中田の暴行行為問題だ。
中田は4日のエキシビションマッチ・DeNA戦(函館)の試合前、アップ後のベンチ裏で同僚一人に突発的に腹を立てて手を出したとされる。事態を把握した日本ハム球団は即座に自宅謹慎を命じ、11日には一、二軍全試合の出場停止処分を科し、中田のプロ人生が危ぶまれていた。
その後、栗山監督はこの問題について「彼の人生にとって野球はやるべきだと思っている」と再出発の機会を与えたいと語っていた。一方で今回の暴力行為が主砲として長年同じチームで行動してきたことでの、なれ合いの結果生まれたこともあり「違う環境を与えたい」とも語っていた。
そこに救いの手を差し伸べたのが原監督だった。原監督は常々、こんな言葉を語っている。
「逆風の中でいかに結果を残せるかでその人の価値は決まる―」