巨人のエース・戸郷翔征が6位指名だった理由は?当時のスカウト部長が証言「馬力はあるんだけど、上体投げに見えた」
WBCでトラウトやターナーから三振を奪った戸郷。エースとして巨人を牽引する(C)Getty Images
侍ジャパンで活躍した大谷翔平や吉田正尚、村上宗隆などはいずれもドラフト1位で入団しており、その他の中心選手も上位指名が多い。しかし、下位指名の選手であっても侍ジャパンの一員として躍動した選手は少なくない。
2018年に6位指名で巨人に入団した戸郷翔征もその1人。高卒2年目から先発の軸に食い込み、2020年、2021年ともに9勝、2022年は12勝と二桁勝利を達成。さらには奪三振王を獲得し、23歳にして伝統ある巨人軍のエースに成長した。先のワールド・ベースボール・クラシックでも2登板して、防御率1・80、投球回数が5回にも関わらず9奪三振を奪うなど、本来の力を十二分に発揮して優勝に大きく貢献した。そして、今シーズンは巨人で防御率0・89、チームトップの2勝を上げている。
なぜ、これほどまでに活躍できる逸材が、6位指名だったのか気になるところ。現役時代は巨人やメジャーリーグのメッツなどで活躍した高橋尚成氏のYouTubeチャンネル『髙橋尚成のHISAちゃん』に、2017~19年に巨人のスカウト部長を務めた岡崎郁氏が出演し、戸郷獲得の経緯を語った。
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