驚異の「.042」が物語る今永昇太の“異質” カブス捕手が「捕れない」と漏らした球が示す防御率0.00の理由

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 その凄みは何よりもデータが物語る。メジャーリーグのありとあらゆるデータをまとめている公式サイト『Baseball Savant』によれば、今永が4シームを投げている割合は66.7%。投球の半分以上を費やしているにもかかわらず、被打率は.042と、全くと言っていいほど打たれていない。

 さらに驚くべきは球威を物語るスピン量だ。昨季のMLBにおいて4シームの平均回転数は2234。しかし、今永のそれは2404を記録。多士済々の投手たちが居並ぶメジャーでも平均を凌駕しているのだ。

 メジャー屈指と言っても過言ではない直球に加え、空振り率68.4%とハイアベレージを残しているスプリットが交われば、まさに鬼に金棒。今永の快投も納得である。

 果たして、ここからどこまで無失点投球を続けるのか。日本球界が生んだ名左腕の投球から目が離せない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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