痛恨被弾も殿堂入り候補打者をねじ伏せ5K 今永昇太の“デビュー戦”を米地元メディアも評価「今日の教訓は価値がある」
ドジャースとのオープン戦に登板した今永。その内容には地元メディアも太鼓判を押した。(C)Getty Images
現地時間3月2日、カブスの今永昇太が敵地でのドジャース戦で先発し、メジャーでのオープン戦初登板。2回1/3を投げ、被安打3、3失点、5奪三振とまずまずの内容を記録した。
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強力打線を前に初回を3者凡退に抑える落ち着いた立ち上がりを見せた今永だったが、続く2回に2回無死からの連打で一、二塁とされ、6番のアンディ・パヘスにやや甘く入った直球をレフトスタンドに運ばれて3ランを被弾。“メジャーの洗礼”を受けた。
それでも30歳の新人左腕は、2020年のリーグMVPであるフレディ・フリーマンから空振り三振を奪うなど、合計5奪三振を記録。NPB時代にも際立っていた空振りを奪える能力をしっかりとアピールした。
手応えも掴んだと見られる今永のデビュー戦の内容は地元メディアでも好評だ。
地元紙『Chicago Sun Times』は「今日の目標はホームランを打たせないことだった」という本人のコメントを紹介したうえで、「今日の教訓は価値があるものになる。野球のやり方やルールが異なるリーグに移籍してきた他の選手と同様にイマナガにも時間は必要だ。しかし、カブスはすでに確立されたポテンシャルを秘めた選手を見たのだ」とレポートしている。