リミットが迫る今永昇太の去就は混迷!? 高評価も“最終候補”だったジャイアンツの撤退報道「契約に焦点を当てていない」
メジャー移籍に向け、決断の時が間近に迫る今永。その去就に関しては様々な情報が飛び交っている。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
今オフにDeNAからポスティングでのメジャー移籍を決断した今永昇太。その交渉期限が間近に迫り、左腕の去就はいよいよ大詰めを迎えている。
昨年の12月下旬に渡米し、代理人契約を締結した『Octagon』社とともに、移籍先の選定作業を進めてきた。そんな今永の現地時間1月11日午後5時(日本時間12日午前7時)にポスティングの交渉期限が迫るなかで、現地メディアで交渉に本腰を入れていると報じられているのは、エンゼルス、カブス、ジャイアンツ、レッドソックスの4球団だ。レッズやナショナルズでGMを務めた経験を持ち、現在はアナリストを務めているジム・ボウデン氏が、米メディア『The Athletic』において「最終候補」として伝えた。
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当初は10球団以上が獲得に前向きだった。ただ、今オフの移籍市場における先発投手需要の高さもあり、ポスティングフィーが高騰。現在では1億ドル(約145億円)は超えと言われ、高評価を下していたフィリーズに加え、山本由伸(ドジャース)の獲得に失敗したヤンキースやメッツも予算と編成難を理由に撤退した。
そうしたなかで、投手陣の再建が今オフの課題となっていたジャイアンツは、今永にとっても馴染みやすいと見られてきた。しかし、彼らは今月5日にトレードで、2021年のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)左腕、ロビー・レイを獲得。直後に自身のX(旧ツイッター)を更新したボウデン氏によれば、「ジャイアンツはイマナガとの契約に焦点を当てていないようだ」と指摘。最終候補から一転して、争奪戦からの撤退を伝えた。