「上手くいかなかったのは悪天候ぐらい」今永昇太の圧巻投球を米地元紙が絶賛! 大谷翔平との初対戦にも「最高の結果」
降雨による中断で勝利投手にはなれなかったが、今永の投球は大きな話題となった。(C)Getty Images
思わぬ水入りで2勝目は手にできなかったが、カブスの今永昇太は“銀河系軍団”に堂々たる投球を見せた。
現地時間4月7日、本拠地のリグレー・フィールドで行われたドジャース戦で今永は今季2度目の先発登板。4回、被安打2、無失点の好投を見せるも、降雨によって試合が2時間51分中断となった影響で無念の降板を余儀なくされた。
【動画】初対戦!今永昇太が大谷翔平を空振り三振に打ち取ったシーン
投球内容は圧巻だった。2回途中から雨脚が強まり、グラウンドコンディションが悪化する中での難しいマウンドとなったが、3回は6球、4回はわずか4球で三者凡退に打ち取り、小気味いい投球を披露した。
さらに今永は注目を集めた大谷翔平(ドジャース)との対決でも圧倒。日米通じて初対戦となった球界屈指のスラッガーに対して、30歳の左腕は第1打席では94.4マイル(約151.9キロ)の高め直球で空振り三振に抑えると、3回2死無塁で迎えた第2打席では、三邪飛に打ち取った。
4回が終わった段階で2時間以上中断があったために、勝利投手にはなれなかった。だが、今永の投球には地元メディアも舌を巻いた。
シカゴの日刊紙『Chicago Times』は、カブスがドジャースに8-1と勝利したこともあって「この日のカブスにとってうまくいかなかったのは悪天候ぐらいだ」と上機嫌にリポート。そのなかで、4回を43球で投げ進めた今永の快投を「雨が降るまでイマナガは無失点で切り抜けた。彼は12個のアウトを奪うのに43球しか必要としかなかった」と激賞した。