首位攻防戦で2勝1分けの阪神 球界OBはリリーフ陣を高評価「3連戦は中継ぎ陣ががんばった」
首位をキープした阪神。長期ロードでの岡田監督の采配にも注目だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
8月30日、甲子園球場での阪神対広島のゲームは、首位を走る阪神が4対2で勝利した。首位攻防3連戦を2勝1分けという結果で終えた阪神は、2位広島に1ゲーム差をつけ、リーグ首位の座を守り8月を迎えることとなった。
阪神は1対1で迎えた6回裏の攻撃、広島先発の大瀬良大地を攻め、森下翔太の2点本塁打やノイジーのタイムリーヒットで勝ち越しに成功。阪神は伊藤将司が7回まで1失点と好投し、8回に2点目を奪われ、なおも一死2・3塁のピンチの場面で、鍛冶屋蓮がマウンドヘ。ここで菊池涼介を鍛冶屋が1球でセカンドフライに仕留め、今度は島本浩也に替わると、その島本が秋山翔吾をショートフライに打ち取り、継投で見事に失点を防いだ。9回には岩崎優が広島打線を3人で抑え、4対2のまま阪神が勝利をおさめている。
【動画】首位攻防戦で会心の一打!森下翔太の勝ち越し2ランの映像
7月最後のカードとなった対広島戦、首位を争うライバルとの3連戦を負けなしで終え、若手の台頭もみられたオールスター明けからのここまでの戦い。投打が噛み合いをみせてきている中、球界OBからはゲーム中盤を支えるリリーフ陣を称える声も挙がっている。
現役時、阪急、オリックスで主力投手として活躍し、引退後は阪神、日本ハムなどで投手コーチを歴任した佐藤義則氏がYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を7月31日に更新、広島とのゲームで存在感をみせた鍛冶屋、島本の好救援を振り返った。
8回、一打同点の場面で広島の菊池、秋山と打線を牽引する両ベテランに対し、鍛冶屋、島本が安打を許さずピンチを切り抜けた結果に、佐藤氏は両投手に対し「鍛冶屋と島本が完璧に、頑張ってくれた」とコメント。「この2人のピッチングが今日の中では最高だったんじゃないか」と賛辞を贈っている。