高卒直接メジャー決断 桐朋・森井翔太郎をドラフトで強行指名する球団はあるのか
森井の挑戦を見守る球団が多いようだ(C)産経新聞社
新たな時代の幕開けとも言えるでしょう。
偏差値71を誇る東京の難関進学校・桐朋高の今秋ドラフト候補・森井翔太郎がこのほど、高卒即MLB球団入りを決断。過去、ドラフト会議で指名漏れ後、MLB球団とマイナー契約した高校生はいましたが、ドラフトの上位候補が「即MLB」を志すのは極めて異例の事態です。
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スポーツ紙のデスクは言います。
「森井を擁する桐朋高は今夏の西東京大会2回戦で、都立の強豪・富士森高を相手に初戦敗退したのですが、試合が行われた府中市民球場にはメジャースカウトも含めてNPBスカウトが大挙足を運び、異様な注目度を見せていました。森井の意志を尊重するために、桐朋高側はNPB球団に『指名お断り』の文書を送付し、理解を求めているそうです」
投げては最速153キロ、打っては高校通算45発を誇る「投打二刀流」の逸材だけに、調査を進めてきたNPB球団としては「即MLB」は悔しい事態かもしれません。
となると、記憶は2012年の秋にタイムスリップしていきます。花巻東・大谷翔平(現ドジャース)を巡る、「日本ハム1位強行指名」です。
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