元PRIDE戦士が平本蓮に愛ある喝!「スーパースターになるにはあと一歩の勇気が必要」
斎藤は執拗にテイクダウンを狙ったが平本はケージ際で何とか耐えた(C)RIZIN FF
4月29日に東京・代々木第一体育館で行われた「RIZIN LANDMARK 5 inYOYOGI」のダブルメインイベントで、斎藤裕が平本蓮に判定勝ちした。
同大会を観戦した元総合格闘家で、ピーター・アーツやミルコ・クロコップなどと対戦経験もある大山峻護さんは、「ケージ際の攻防でこれだけ会場を沸かせるのはすごいこと。1万3千人の観客を熱狂させた素晴らしい試合」と絶賛。総合プロ28戦目で元RIZIN王者の斎藤は、タックルからテイクダウンをいくどとなく仕掛けるも、総合プロ5戦目の平本がその度に立ち上がる粘りを見せ、結果は判定に。
【動画】判定の瞬間にくっきり分かれた光と影…斎藤裕の「歓喜」と平本蓮の「落胆」の映像
「平本選手はすごく進化しているのを感じました。腰、体幹の強さもあり、普通のストライカーだったら完全に投げられているようなところを、倒されてもリカバーしていました。日本トップの斎藤選手のテイクダウンを防ぎ切り、一番やりにくい選手とスプリット(判定2-1)までいった訳ですから、これからに期待です。だけどさらに期待するなら、3ラウンド残り1分とか10秒のタイミングで、もう一歩前に出て勝負できる勇気があれば、本当のスーパースターになれるんじゃないかなと思いました。平本選手は未来を感じさせる選手ですし、負ければその都度強くなって帰ってきたので、さらに進化した姿を見せてくれることを楽しみにしています」と、期待を寄せた。
一方、勝利を収めた斎藤に対しては、「ケージの対策をしっかりとしてきた平本陣営に対して、それでも斎藤選手は自分の戦いをやり切ったというのは、斎藤選手の強さですね。勝って対戦相手や周りの人に感謝の言葉を話していましたが、勝って強くなるほど感謝の気持ちが大きくなる。素晴らしい格闘家ですよね」と、試合後のマイクで約2年ぶりの勝利に感極まりながらも感謝を忘れない玄人を労った。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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