やはりただものではなかった? 打率4割超えと快進撃続く巨人ドラ3佐々木俊輔に「適任な打順」「三方よし」と言われる理由とは
ドラフト3位ルーキーの佐々木が快進撃を続けている(C)産経新聞社
巨人のドラフト3位ルーキー、佐々木俊輔(日立製作所)が好調をキープしている。現在のオープン戦打率は12球団トップとなる.444(10日現在)をマーク。入団時から即戦力の評価が高かったが、安定した打撃に加えて、俊足、守備においても瞬発力を生かした好プレーが光るなど、目指す開幕一軍、スタメンに向け、順調に歩みを続けている。
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またし烈な外野手争い、レギュラー争いをくり広げる中、注目となるのは打順にもある。
かつて阿部慎之助監督は佐々木に関して、小技のできる5番打者としての構想を語ったこともあるが、選球眼に優れ、足も使えるとなれば、1、2番打者候補にも浮上する。現在、松原聖弥もオープン戦で結果を残しており、松原との1、2番というのもチームにフィットしそうだ。
また佐々木のルーキー離れしたパフォーマンスが目を惹いたのは「9番・右翼」として先発出場した3月9日に行われたオリックス戦にもあった。5回二死走者なしの場面で、相手2番手、セットアッパーの阿部翔太からセカンドへの内野安打を放ち、その後の得点に繋げると、7回にも相手4番手の山田修義の初球をレフト方向へ運び、ヒットを記録。初見となる左投手に対して、果敢に初球を振っていく積極的な姿勢も光った。
9回にも二死走者なしの場面で打席に入り、6番手・才木海翔からしっかり四球を奪い、出塁。この日は4打席中、3出塁と結果を残した。