「この野球人生に後悔はありません」32歳強肩外野手が現役引退を表明 2球団で15年プレー「これからは夢を支える側へ」
15年間の現役生活に別れを告げた駿太(C)産経新聞社
元オリックスで、今オフに中日から戦力外通告を受けていた駿太(本名・後藤駿太)が、12月28日に自身のインスタグラムを更新。現役引退を表明した。
駿太はオリックス、中日時代の写真を計7枚投稿。「野球が、僕の人生でした」と切り出し、まずは17歳でのプロ入り当時の心境を振り返った。
【写真】「後悔はありません」現役引退を表明した駿太の投稿をチェック
「17歳で家を出て、不安も怖さも全部抱えたまま、『必ず活躍してやる』その一心でこの世界に飛び込みました。思い描いていたほど、この世界は甘くなかった。結果が出ない日が続き、何者にもなれない自分が情けなくて、悔しくて、一人で泣いた夜もあります。それでも辞めなかった。いや、辞められなかった」
踏みとどまれたのは「応援してるよ」というファンからの声援だった。「スタンドから聞こえる声、SNSに届くメッセージ、名前を呼んでくれる声援。そのすべてが、僕を何度もグラウンドに立たせてくれました。どんな成績の時でも、変わらず応援してくれたファンの皆さん。一番苦しい時にこそ、一番大きな力をくれた存在です」とつづった。
そして、家族とチームメートへの感謝を記した上で、「現役を引退する決断をしました」とピリオドを打つことを明言。「15年間。うまくいかない時間の方がはるかに多かったけれど、それでも胸を張って言えます。この野球人生に、後悔はありません」と堂々と言い切った。





