「私たちが求めていたすべては」女子ブレイキン選手への"嘲笑"続く非常事態に豪首相も猛反発「人々が挑戦するというオーストラリアの伝統」【パリ五輪】
その中で同首相のコメントとして同パフォーマンスに関して「それは、人々が挑戦するというオーストラリアの伝統です。彼女は私たちの国を代表して挑戦してきました、そしてそれは良いことです」と全面的に擁護したと伝えている。
アルバニージー首相といえば、就任以来、社会の多様性を尊重してきたことでも知られる。今回のガンのパフォーマンスに関しても"挑戦"と表現するなど、創造性にあふれたものと背中を押したのだ。
その上でこう続けたという。「彼らが金メダルを獲得したかではなく、ただベストを尽くしたか、それが私たちが求めていたすべてです。本当に重要なのは参加することです」と参加した事実が尊いとして、アスリートにいたわりの姿勢を示したとされる。
すでに新競技として行われたブレイキンは次回のロス五輪では採用されないことが決まっている。その後は2032年に開催される豪州ブリスベンで再び実施されるかが焦点となりそうだが、今回の"創造性あふれるダンス"がどのように影響を与えるのか。今後も注目となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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