投手再起計画が長引く理由は? 具体的な復帰時期は? 米記者が指摘する大谷翔平の“特殊事情”「前例がない」
また、「毎日打者としてプレーする厳しさも、間違いなく復帰を長引かせる要因のひとつ」と論じる同記者は、「世界中の何百万というオオタニファン、そして復帰を執拗に迫るせっかちな大衆は、もう少しだけ待たなければならない」と記している。
「このリーグの歴史上で、二度の肘手術から復帰し、なおかつ毎試合打者として出場している投手は他にいない。オオタニはMVP級のバッティングを続ける必要があるため、ピッチャーとしてリハビリに100%のエネルギーを注ぐことができない。今も試合前のわずかな時間を見つけて投球している。そんな前例がない彼の特殊な状況を考えると、彼とドジャースが安全策を取るのも無理はない」
とにかく慎重に状況を見ながら、回復作業を推し進めているドジャースと大谷。現時点での米メディアの見解をまとめる限り、“投手”としての復帰は9月中というポストシーズン前と考えられるが、果たしてどうなるか。
いずれにせよ、前例のない偉才のリハビリは興味深いものとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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