伝説級の扱いをされず…ソン・フンミンのサウジ移籍報道に母国は衝撃 韓国代表FWの去就に渦巻く“懐事情”「移籍金は想像以上に」
サポーターからの人気も高いソン・フンミン。だが、今夏の退団に向けた動きは加速している。(C)Getty Images
イングランドの名門トッテナムをけん引してきたレジェンドは、今夏に大きな決断を下すかもしれない。日刊紙『Daily Mail』をはじめとする複数の英メディアによれば、今夏の移籍市場で韓国代表FWのソン・フンミンが、サウジアラビアの強豪アル・ナスルに電撃移籍を果たす可能性があるという。
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2015年8月にレバークーゼンから移籍して以来、ソン・フンミンはトッテナムの中心的存在として君臨。入団10年目を迎えた昨季は、チームがプレミアリーグで低迷する中、精神的支柱として支え続け、ヨーロッパリーグの戴冠に寄与。クラブの悲願であったメジャータイトルをもたらした。
サポーターからの信望も厚いエースは、今年1月に26年6月までの契約を締結したばかりだが、トッテナムが「今こそ売り時」と考えて放出に踏み切る可能性があるという。というのも、獲得を狙っているアル・ナスルは、ポルトガル代表FWのクリスティアーノ・ロナウドの退団が決定的となっており、得点源となれる新たなスター確保に奔走。大枚を叩く準備があるというのだ。
トッテナムにとっては来年6月にフリーで手放すよりも、今夏に売る方が高額の売却益を確保でき、クラブ経営的なメリットは多い。それだけにアル・ナスルの提示額次第で一気に交渉が進む可能性があるのだ。
ただ、トッテナムの目論見が浮かび上がる動静には反発も広がっている。10年間の貢献の末に、クラブにタイトルも届けたエースをあっさりと売却するというのは、いささかシビアではある。






