内山壮真は内野でポジションを奪えるか――「1軍で遊撃を10年守る選手になっていくために」巨人で“守備職人”だったコーチが言及
内山壮真が内野にコンバート。ポジションを奪えるだろうか(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext
ヤクルトの内山壮真が激戦区となる内野のレギュラー争いに参戦する。
星稜高時代は2年生の夏まで遊撃を守り、その年の秋から中学時代と同じく捕手に再転向した。プロ入り後も捕手としてマスクを被り、打撃を生かすために2025年シーズンは外野守備にも就いた。
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そんな内山が内野にコンバートすることになり、同世代の長岡秀樹が守ってきた遊撃のポジションだけでなく、二塁や三塁を守る可能性もある。
内野には成長著しい伊藤琉偉や来季2年目を迎える田中陽翔、ベテランの茂木栄五郎、北村恵吾、赤羽由紘、武岡龍世もおり、今年のドラフトでは3人の内野手を指名した。松下歩叶、松川玲央、石井巧の3人もレギュラー獲りへアピールが必要になる。
さらには、二塁手として長く主軸を張ってきた山田哲人も一からポジションを奪う立場となる。
その中でも、主砲の村上宗隆が抜け、変革期を迎えるチームに内山の打撃力は欠かせない。打線のキーマンとして期待される内山はこう話す。
「今年の成績は納得できる数字ではない。もっともっと打ちたいと思う。いずれは20発、30発打てるような力をつけたいですけど、まずは3割。打率を求めて今の打ち方をやっている。まずはそこからだと思っている」
今季は116試合に出場して打率.262、8本塁打、48打点をマークしたが、内山自身は現状に満足することなく、さらなる高みを目指している。





