「昨年のリベンジを果たした」なでしこジャパンを翻弄したスペインに地元メディアが熱狂「金メダルへの幸せな道を歩んでいる」【パリ五輪】
その後、日本は追いつくことができないまま試合終了。昨夏のW杯同様、カウンターからの攻撃に活路を見出そうとしたものの、今回はスペインに封じられ、1点止まりで悔しい敗戦となった。
黒星スタートとなった日本とは対照的に、初戦での勝ち点3、さらにリベンジ達成と歓喜に沸いたスペイン。地元メディアもこの試合をレポートし、自国代表チームの勝利を称えている。日刊紙『El País』では、「木曜日、ナントの都市でスペインが昨年の敗戦のリベンジを果たした」と報じた。
さらに、スペインがボールを保持し続けた展開には、「日本はカウンターでシュートを打つつもりで全力を尽くした。ゲームプランには誰も驚かなかった」と綴っており、「モンセ・トメ(代表監督)の生徒たちによる無限のボールタッチに抵抗するには、“デュエル”の時間が長すぎるように思われた」などと振り返っている。
また他にも、「明確なチャンスを作ることは、日本代表にとってはもはや別の問題となっていた」と評しており、日本が劣勢の場面が続いた内容を強調し、母国チームに対しては「パリでの金メダルに照準を合わせ、ピッチ上で幸せな道を歩んでいる」と喜びを表現した。
スペインの得意とするパスサッカーに圧倒され敗れたなでしこジャパン。中2日で迎える、グループステージ2戦目のブラジル戦で巻き返すことはできるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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