「本当に気分が悪い」ドローン偵察で”勝点6剥奪”のカナダ女子サッカー、東京五輪の金メダルも”汚れた”ものか 協会が徹底調査へ【パリ五輪】

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カナダは2連勝で勝ち点を0に戻し、自力でのグループ突破の可能性を残した(C)Getty Images

 五輪女子サッカーの前回覇者カナダが揺れている。

 ニュージーランド女子代表はカナダとの今大会初戦の4日前、練習中に不審なドローンが上空を飛んでいるとして、当地サンテティエンヌの警察に報告。2日後の24日、カナダ代表の2人のスタッフ──アシスタントコーチのジャスミン・マンダーとアナリストのジョセフ・ロンバルディ──が警察に拘束された。英紙『ガーディアン』などが報じている。

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 2人は即座にカナダへ送還され、関与を全面的に否定していたベブ・プリーストマン監督も初戦のベンチ入りを辞退した後、「新たな疑惑が浮上」(カナダ五輪委員会:COC)したため、停職処分となりフランスを去っている。今大会期間中は、アシスタントコーチのアンディ・スペンスが指揮を執ることになった。またFIFA(国際サッカー連盟)が、プリーストマン監督ら3人に1年間の出場停止処分を課し、カナダに対しては今大会での勝ち点6の剥奪処分を言い渡している。

「我々のもとに届いた情報のなかには、東京五輪でのパフォーマンスを汚すようなものがある」とCOCのデイビッド・シューメーカーCEOは会見で話した。

「カナダの五輪史上最高の瞬間のひとつに疑惑が持ち上がってしまった。今は本当に気分が悪い。だがカナダ・サッカー協会は東京五輪を含め、徹底的に調査する」

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