フルトン、今度は名手フィゲロアと再戦へ 王座挑戦に期待強まる一方で元世界王者は苦言「もうだめだ。彼はイノウエに壊された」
もっとも、カストロ戦の結果をふまえてフェザー級でのフルトンの苦戦を予想する声は小さくない。世界2階級制覇王者ティモシー・ブラッドリー氏(米国)は、米ボクシング専門ポッドキャスト番組『Pro Box TV』において「フルトンはもうだめだ。腑抜け状態だね」とキッパリ。「(カストロ戦も)なんとか耐えたけど、ダウンもしていた。彼はイノウエに壊されたと思うね」と辛辣な言葉を並べた。
歯に衣着せぬ解説がカルト的な人気を集めるブラッドリー氏。それだけに今回の辛辣な意見もパフォーマンス的な要素は多分にある。とはいえ、ダウンを喫したカストロ戦以降に多くのメディアで「フルトンは顎が弱くなった」と論じられているのは事実ではある。ゆえにフィゲロア戦が実現した際には、「完勝」が求められるのは間違いない。
将来的な井上との再戦も囁かれるフルトン。それだけに今後の動静も興味深く注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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