誰もが羨んだ超逸材の悲運 MLB343億円右腕が選手生命絶望の危機に「健康状態は壊滅的だ」
しかし、度重なる故障による影響が彼の身体をむしばんでいったようだ。ナショナルズの地元紙『Washington Post』によれば、過去4年間でわずか8登板に終わっていた34歳は、昨年6月から戦線を離脱。今年2月にようやく投球練習を再開したが、21年7月に手術を受けた胸郭出口症候群と同じような痛みが首と肩に出始めたために、現在は全運動を停止。リハビリすらも続行が困難な状態にあるようだ。
複数メディアの報道によれば、本人は依然として現役復帰に向けて回復に努めているものの、可能性は限りなくゼロに近いという。米野球専門メディア『MLB Trade Rumors』は「ストラスバーグの健康は壊滅的な状態にある」とし、「彼の人生そのものへの影響が出ないとされない限り、リハビリに向けたゴーサインが出ることはない」とすっぱ抜いている。
間違いなく米スポーツ史に残る超逸材だったストラスバーグ。重度の神経症に悩まされたまま、球界を去るのは悲しいが……。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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