ダルビッシュが8者連続三振、日本の記録は??
江川卓
その大記録に迫ったのが1984年の江川卓(巨人)だった。ナゴヤ球場での第2戦。4回から2番手としてマウンドに上がった。
先頭の福本豊(阪急)を見逃し三振に取ると、8人目まで8者連続三振。江夏の記録に王手をかけ、9人目の打者・大石大二郎(近鉄)を迎えた。
直球2球で追い込み、捕手のサインに首を振って投じた3球目。外角カーブをバットに当てられ、二ゴロで快挙は逃した。本人は後日談として、ボール球となるカーブで振り逃げ三振にして10者連続三振を狙っていた、と冗談めかして振り返っている。盛り上げるためのリップサービスだったのか、真相はどうだろう。
打者の華がホームランなら、投手の華は間違いなく三振。ばったばったと打者をなで斬る姿は、多くのファンを引きつけてきた。
古傷の右肘の不安を払拭し、完全復活へまい進する今のダルビッシュならば。8者連続を超える、新たな伝説の誕生を期待してしまう。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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