【データ】メジャーから出戻りは苦戦!日本復帰1年目2ケタ勝利わずか4人
阪神入りした伊良部は03年に13勝を挙げ、チーム18年ぶりのリーグ優勝に貢献した。黒田は広島復帰1年目に11勝、翌16年シーズンには10勝を挙げ25年ぶり優勝の原動力になった。11勝の石井一は日本復帰後、ヤクルトと西武で2ケタ勝利を3度マークした。
意外だったのは4勝の田中将大。21年にプロ野球最高年俸9億円(推定)で楽天に復帰し、先発ローテとして試合はつくっても援護に恵まれない展開が続いた。楽天で初優勝した13年に24勝0敗、メジャーの名門ヤンキースで7年間78勝という圧倒的な実績を考えれば、日本復帰1年目の物足りなさは否めない。
メジャーから戻ってすぐに活躍できるほど、プロ野球も甘くない。苦戦の要因は、渡米後に故障した影響だったり、環境変化に対応できずに調子を落としたり、年齢的にピークを越えていたり…。日本に戻っても、かつてのように輝ける選手ばかりではないことを、データが示している。
調整途上の有原には、渡米直後の21年に右肩を手術した影響を懸念する声も出ている。「日本復帰1年目の先発投手は苦戦傾向」のデータを、結果ではね返すことができるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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