巨人・菅野智之、35歳でのメジャー挑戦は遅すぎではない? 30代半ばで海を渡って活躍した4投手の「前例」
また36歳でメジャー挑戦した斎藤隆。2005年オフ、当時在籍していたベイスターズと契約せず、長年の夢だったメジャーリーグを目指して自由契約を選ぶ。ただ、2005年シーズンは3勝4敗、防御率3.82と十分な数字を残せなかったため、獲得に乗り出す球団は表れず、ドジャースとマイナー契約を結んだ。
そこから斎藤は結果を残してメジャー昇格を勝ち取り、その後もチームの期待に応え続けて守護神の座につく。2006年は72登板、防御率2.07、24セーブ、2007年は63登板、防御率1.40、39セーブと驚異的な数字をマーク。40歳を目前にしながらも安定感ある投球を見せ、多くの人に希望を与えた。
さらにドジャースやヤンキースなどMLB通算7年で79勝をマークした黒田博樹も見逃せない。広島からメジャーに挑戦したのは08年からの33歳シーズンだった。安定してローテーションを守り、5年連続2桁勝利を記録するなど、しっかり存在感を示したことはメジャーの舞台でも高く評価された。
このように日本から挑戦し、30代半ばでも中心選手として活躍した選手は多い。それでも、先発として成功したケースはあまりない。菅野が先発を志願するのかはわからないが、先発としてどこまで通用するのかも期待したくなる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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