メジャーを見据える菅野智之は密かな人気銘柄⁉ 米複数メディアが高評価 PO進出球団にとっても「魅力的な補強」
35歳で海を渡る菅野。興味を示す球団はありそうだ(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
来季、メジャーでプレーする意思を示している巨人の菅野智之に対し、米国各メディアから視線が注がれている。今季、リーグトップの15勝をマークするなど好成績を残しチームのペナント制覇に貢献した菅野は、今月に入り海外FA権行使による米球界移籍に前向きであるコメントを発しており、去就が注目を集めてきた。
2020年シーズンオフにもポスティングでのメジャー行きを望んだものの、条件面で折り合わず断念。今季、巨人でエースとして活躍し、再びMLB移籍へと動くことが有力となっている。
また、大きな夢を見据える35歳右腕に対し、年齢面がネックとの指摘も少なくない中で、海外メディアからは、ベテランとしての実績や能力を評価する声も伝えられているようだ。
米スポーツサイト『Sports Illustrated』では、ガーディアンズの補強候補として菅野の名前が挙げられている。同メディアは、「ガーディアンズは先発投手をさらに必要としている。 2024年の印象的なポストシーズンでヤンキースに敗れた理由のひとつがそれだったことは周知の事実である」と今季最終盤の戦いを振り返るとともに、菅野について「NPBでの輝かしい実績を考えると、35歳のスガノはガーディアンズにとって魅力的な補強となる」と主張。
さらに「昨季のNPBで、スガノは防御率1.67、WHIP0.945を記録し、通算防御率は2.45となった。また、MLBのサイ・ヤング賞に相当する沢村賞を2度受賞している」と昨季のパフォーマンスやこれまでのキャリアに言及し、「2025年に優勝を目指すのであれば、実績のあるベテラン投手にリスクを冒すことは球団にとって避けられないだろう」と訴えている。