【ヤクルト】打撃好調の丸山和郁がベンチ外 塩見の離脱で浮かび上がる課題と“必要とされるピース”とは

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 攻守で要となる塩見が今季中に復帰することが絶望的となっているだけに、中堅のポジションを誰が担うのか、さらに1番に誰を起用していくのかが大きな焦点だ。

 この日は中堅で赤羽由紘が起用された。赤羽は内野手登録だが、外野も守れるユーティリティープレーヤーだ。2回の第1打席は一ゴロに倒れたが、5回は二死から投手のグラブを弾いて打球方向が代わり内野安打にすると、二塁へ盗塁し、捕手の送球が外野の方にそれる際に三塁を陥れた。

 走攻守でアピールする必要がある背番号「00」は開幕を1軍で過ごしたが、4月下旬に出場選手登録を抹消され、5月17日に再び1軍に戻って来た。

 7回の第3打席は9球粘ったが最後はスライダーに空振り三振。赤羽は「得点圏で打てるようにならないといけない。今後はそういうところを含めてもっともっと結果を出せるように頑張っていきたい」と意気込みを語っていた。

 ここまで得点圏打率0割と結果を残しておらず、何とかチャンスで結果を残していきたいところだ。

 1番にはパンチ力のある濱田太貴が起用されたが、4打数無安打2三振に終わった。1番が塁に出て強力なクリーンアップにつなげる打線の特長を生かしたいところだが、この日は出塁することができなかった。

 「1番」と「中堅」は攻守で大事な要素となるだけに、誰がその役割を担うのか。この日出場した選手以外にも実績のある西川遥輝や、育成から這い上がってきた岩田幸宏、ファームには俊足の並木秀尊らもいる。丸山の復帰後の状態とともに、指揮官の今後の起用法が注目される。





[文:別府勉]

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