ヤクルト連覇に暗雲?主砲・村上のコロナ陽性だけではない「黄信号」とは
ヤクルトは27日、村上宗隆内野手(21)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。26日起床時の体温が37度1分を計測、鼻水、くしゃみ、目のかゆみの症状もあったという。これを受けて27日にPCR検査を行い、陽性判定が出た。現在は隔離中で、保健所の指示と濃厚接触者の判定を待っている状態だという。
日本一連覇を目指す若き主砲が痛い出遅れとなった。チームで陽性反応が出るのは7人目。キャンプインも間近に控えることから、今後の調整への影響が心配される。
村上にとっては、2度目のコロナ出遅れとなった。昨年も、宮崎県内で自主トレ中だった1月にコロナ陽性が判明。病院に入院後、春季キャンプは本隊と別メニューで始動した経緯があった。
昨年は若き主砲として全143試合に4番で出場、初の本塁打王に輝くなど飛躍の年となった。迎えた今季はチームにとっても悲願の日本一連覇を目指し、さらなる上積みを狙っていたが、最初からつまづくことになった。そして村上に関しての不安材料はこれだけではない。
「昨年は11月の最後まで戦うという異例のシーズンとなりました。ポストシーズンまで戦った各チームにとっては長いシーズンを戦った選手の疲労をいかに取るかが、大事となる。それでなくとも村上は夏季五輪にも出場し、オフも引っ張りだこでしたから、体を休めれられたのかが心配です」(放送関係者)。
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