競泳界を揺るがす中国勢の“薬物疑惑”に怪物フェルプスも嘆きの提言「陽性反応が出たら二度と競技復帰は許さない」【パリ五輪】
さらに「そんなリスクを冒すなら、ここにいるべきじゃない」と薬物使用の重さを説いたレジェンドは、「私はキャリアを通して、人々から“詐欺師”呼ばわりされたよ。でも、僕は毎週、血液と尿の検査を受けていた。なぜかって? 不正をせず、クリーンでいるためだ」と断言。そして、こう続けている。
「私はクリーンな方法で23個の五輪の金メダルを手にした。その中で、私は平等な土俵、クリーンな土俵で戦ったことはない。ドーピングをしているなと感じる選手と競争をしたことはあるが、それは私の手に負えないことだ。今、やるべきことは、世界中のみんなで、ひとつの検査方法を考え出すことだ。そして、もし陽性反応が出たら、二度と競技に戻ることは許すべきではない。オリンピックは高潔であり続けるべきだ」
問題が尽きない競泳界に「オリンピックために4年も懸命に努力した人たちが、不正を働いた誰かによって報われないのは心が痛む。それは正しくない。立ち上がるべきだ」と提言したフェルプス。果たして、大物アスリートの言葉は、関係者たちの耳にどう響くだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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