巨人「大勢は7回」の衝撃 セ5球団の打線に容赦なく与える重圧「実質6回までに得点しなくては」

巨人の投手陣の充実度は他球団にとって脅威だ(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
鉄壁のブルペン陣は、セ・リーグの5球団にとって脅威でしょう。
今季、リーグ連覇と日本一へ突き進む巨人です。このオフには中日の守護神としてNPB通算166セーブを積み重ねてきたライデル・マルティネスの獲得に成功。阿部監督は勝ちパターンの最終回を任せる方針を示しています。
昨季までのクローザーだった大勢については、スポーツ各紙が阿部監督の意向として「7回か8回」と報じていることもあり、“配置転換”の中、最優秀中継ぎのタイトル獲得を視野に入れての奮闘が期待されます。
さらに巨人のブルペン陣には、昨年のセ・リーグ新人王に輝いた船迫大雅、左の仕事人・高梨雄平、大型左腕のバルドナード、昨季52試合登板とフル稼働したケラーら勝ちパターンの「勝利の方程式」を託せる人材が揃っており、評論家たちが順位予想で巨人を本命に推す根拠の一つになっているのです。
スポーツ紙のデスクは言います。
「ライデル・マルティネスの獲得は阿部監督が標榜する『守り勝つ野球』を完遂するためにも、必要不可欠だったのでしょう。巨人は原監督時代にも、『魔の8回』と呼ばれるなど、8回に中継ぎ陣が崩壊して逆転を許し、クローザーの大勢が『宝の持ち腐れ』になってしまう例も多く見られましたから。大勢が7、8回を担うことで、対戦するセ・リーグの5球団には大きな重圧がかかることになります」