元西武・髙木大成が見た、強力ライオンズ打線
両チーム共に8勝11敗で迎えた、4月23日の千葉ロッテマリーンズVS埼玉西武ライオンズ戦。
5時間21分に及ぶ死闘は9-9延長12回引き分けで幕を閉じた。
3点を追うライオンズは8回、中村剛也内野手のホームランを号砲に、山川穂高内野手、森友哉捕手のタイムリーなどで4点を奪い勝ち越し。しかし直後の8回裏、ロッテ鈴木大地内野手からホームランが飛び出し9-9の同点に。そのまま延長に突入したが、両チーム決定打に欠き無得点で12回引き分けとなった。
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取られても取り返す前向きなチームカラー
23日に放送された「BS12プロ野球中継2019」には、副音声の解説として元ライオンズの選手で現在は球団職員としてチームを支えている髙木大成さんがゲスト出演。
3点ビハインドから4点をあげたライオンズのチームカラーについて高木さんは、「2008年に渡辺久信監督で日本一になった時から今のチームの雰囲気ができてきた。非常に明るくて、1点2点取られても打って取り返せばいいだろうという、前向きな雰囲気。元々はピッチャーや守備が良くて1点2点差をしのいでいくような、投手王国という印象があった。私がやっていた東尾監督時代はスチール含め、動いていく野球」と語った。
8回表に勝ち越しタイムリーを放った森友哉捕手について、「体の強さもある。大振りに見えるけど、決して大振りではない。ボールが当たるところまでは最短距離でいっている。素晴らしい技術を持っている。足をあげている時間も長くなった。長くできるということは軸足にしっかりのっているということだから調子がいい」と、後輩の活躍を絶賛。
また、試合翌日の4月24日に誕生日を迎える金子侑司外野手については、「今年のキャンプで一番練習していた。走ると相手チームがわかっていても盗塁してほしい。金子選手にはそういう選手になってほしい」と、スピードスターに期待を寄せた。
髙木大成さんと現役時代を共にした栗山巧外野手については、「体力はもちろん、集中力がすごい。昔と全く変わらない。顔もかっこいいけど、人間もかっこいい男」と、ミスター・レオを称えた。