【日本ハム】今季チーム躍進を支えた若き守護神 育成出身、21歳剛腕の活躍を振り返る
緊張の舞台を乗り越えると、その後、右腕は快進撃を続ける。初セーブ翌日の8日のゲームでも2夜連続でセーブを記録すると、8月中のゲームではセーブシチュエーションで失敗なしの「8セーブ」を記録と勝利に貢献。身長191センチの高身長から繰り出される150キロ超の角度ある直球とフォーク、カットボールのコンビネーションでパ・リーグの強打者を封じていった。
しびれる戦いをチームが続けていた9月も6日のオリックス戦(エスコン)では同点の9回にマウンドに上がると、打者3人を三者凡退に抑え、その裏のサヨナラ勝利につなげた。柳川にとっては、この試合でプロ初勝利を手にした。
その後は、本来の守護神であった田中正義が再びゲーム終盤を任せられたが、何といっても苦しい夏場を支えた若き右腕の快投がなければ、シーズン2位も達成できなかった。またその素質を見抜いた新庄監督の慧眼も改めて、評価されている。今季は21試合に登板し、1勝3敗、8セーブを記録。
飛躍の年となった今季の経験を活かし、プロ4年目シーズンの来季はいよいよ本格覚醒なるか。チームに現れた若き剛腕の再びの快投をファンも楽しみにしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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