日ハム大田争奪戦も?キーマンと目される「あの球団」とは
そして気になる大田の移籍先として浮上するのは「右翼手として比較的層が薄いのは中日です。ベテランの福留がいるとはいえ、若手がまだ定着していない現状。札幌ドームでも好守を見せていた大田が広いバンテリンドームで強肩を発揮できるのも大きい」(放送関係者)。ほかにも鈴木誠也のポスティングによるメジャー移籍が明らかになった広島は大田の地元。「広島の場合は自前で補うのが基本でしょうが、右翼のポジションが空くとあって、注目です」(同)
そして、カギを握るとされるのは「やはり巨人の動向でしょう。今オフは積極的なFA補強はしないことを原監督も示唆していますが、思い入れの強い大田がこういった形で移籍市場に出てくればまた考えも変わるかもしれません」(同)
原監督と大田とのつながりはよく知られている。東海大出身、右の大砲と共通点も多く入団時から原監督が肝入りで育成に力を入れてきた経緯がある。「大田は原監督のお父さんで、亡くなった原貢さんからもかわいがられていた。そういったこともあり、監督にとってはいわば身内に近い存在ではないか」(同)。
年齢的にも31歳と老け込む年齢でもない。右翼ポジションは今季急成長した若手の松原もいるが、今季外野陣を固定できなかったチームとしてはオプションとして獲得を視野に入れてもおかしくない。
あとのネックとしては今季日本ハムが低迷する中、大田自身も今季は調子を上げられなかったこと。2021年シーズンの成績は76試合に出場、打率204、3本塁打、20打点にとどまった。「今季FAを取得することは本人も分っていただろうし、アピールするためにはギアを切り替える必要があった。そのあたり、昔からの課題とされるが調子にムラがあるのは気になる点」(同)
いずれにせよ、3選手を他球団がどう評価するのか。日本シリーズも20日開幕となるが新庄BB(ビッグボス)といい、日本ハムがポストシーズンの「主役」を独占する日々が続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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