「胴上げされるのが夢」ヤクルト・池山隆寛監督が目指す優勝の二文字――投打ともに再建、活性化へ【独占インタビュー(2)】
池山監督が独占インタビューで監督としての夢を語ってくれた(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext
ヤクルト・池山隆寛新監督の独占インタビュー2回目は、白熱するポジション争いの中、背番号「1」の後輩でもある山田哲人について言及。投手陣の話や、監督としての夢も語ってくれた。
【関連記事】ヤクルト・池山隆寛監督は「開幕4番」に誰を起用するのか “一振り”で流れを変える期待の若手に言及【独占インタビュー(1)】
ダイヤモンドを白紙の状態にすることを明言した池山監督。長く二塁のレギュラーを務めてきた山田哲人には「期待でしかない」としながら、こう述べた。
「ケガさえなければ、1年間戦うことさえできれば、という気持ちにはなっていると思う。動き方だったり、身体の使い方であったり、もう一度見つめ直して、来年に向けてどのようにチームを背負っていくか、そのための身体づくりをやっている。2月(春季キャンプ)の彼の入り方を注目して欲しい」
さらに「ポジションはどうなっていくかわからないが、打撃を生かしながらどこで勝負するかというのをやってもらいたい」と、内野のポジションを一から奪い獲ることを厳命した。
ヤクルトの内野陣は争いが激化している。内山壮真が秋季キャンプで二遊間に挑戦しており、三塁を守る可能性もある。
遊撃でゴールデングラブ賞を獲得している長岡秀樹や、成長著しい伊藤琉偉、北村恵吾、田中陽翔らも加わって誰がポジションを勝ち取るかはわからない状態だ。その中で来年34歳を迎える山田がどこを守るのかも大きな注目点となる。
野手のレギュラー争いも熱いが、投手陣は若手から中堅、ベテランも含めて、先発とリリーフの座を争うことになる。
「奥川(恭伸)だけではないんだけど、やはり“柱”というのが大事になってくる。スターター(先発)の争いや投げる順番は非常に大事。自分がどこで勝負できるかも、もう一度考えてもらいたい」
エースとして期待され、秋季キャンプにも参加した奥川らが先発の柱として期待される中、リリーフ陣も新たな起用法が見られるかもしれない。






