「何でお前が前にいるんだ!」柔道・韓国銅メダリストに批判殺到で同情の声「意図的ではないのに」【パリ五輪】
確かに銅メダリストのイ・ジュンファン(右から2人目)は永瀬より前に出ているが…(C)Getty Images
審判の不可解判定などが相次ぎ、波乱の展開となっている今回のパリ五輪柔道で、何ともかわいそうな”被害者”がいることが分かった。
パリ五輪の柔道男子81キロ級で銅メダルを獲得したイ・ジュンファン(韓国)がその人。
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世界ランク3位のイ・ジュンファンは7月31日(日本時間)に行われた柔道男子81キロ級の3位決定戦で世界1位のマティアス・カス(ベルギー)を延長戦の末に小内刈りで破り、銅メダルを獲得。自身初の五輪出場でメダルに手が届いたとあって喜びも人一倍。カスをマットに倒したあとは、ここまでの苦難を思い嗚咽したことも感動のシーンとなった。
そして金メダルに輝いたのは同級では五輪史上初となる連覇を達成した日本の永瀬貴規だったが、銀、銅メダリストとともに上がった表彰台では、初の表彰台を喜ぶイ・ジュンファンに永瀬自らが半歩後ろに下がって写真撮影。決勝を戦ったタト・グリガラシビリ(ジョージア)に主役として前に出るよう促されても、うなづきながらも前に出ることはなく、その奥ゆかしさも日本では好感を持って伝えられた。
しかし、この写真が波紋を招いてしまったという。
韓国メディア『スポーツソウル』には「日本の金メダリストを差し置いて『なぜお前が前列に?』…韓国柔道選手に海外から批判の声」とタイトルづけられた記事が掲載。