【W杯】なぜ日本は「16強の壁」を超えられなかったのか?元日本代表・福西崇史が検証「大会を通して成長は見えたが…」

タグ: , , , , , , , 2022/12/6

 森保監督の続投の話も出ているが、日本サッカー協会が信念を持って決断するならば、何も問題はない。日本人監督が世界レベルで戦える環境を作っていくのも一つの案だ。もちろん、協会が他に適任者だと思う監督がいるならば、それでもいい。要は指針を定め、その監督に任せる意図を明確にしていくことが大切だ。

 今大会の日本代表のMVPを選ぶなら、遠藤を挙げたい。中盤でボールを奪う・寄せるといった守備はもちろん、攻撃への切り替えの時も存在感があった。クロアチア戦でも、奪ったボールをキープして時間を作ったり、持ち上がってスルーパスを通したりする場面が見られたが、このあたりの貢献度はかなり大きかったと思う。あれだけいろんな局面に顔を出してくれるおかげで、周りの選手が余裕を持ってプレーできた。

 日本は今回のワールドカップで世界の強豪国に”勝てる”可能性を示した。これは今後の自信になる。そのうえで、ベスト16の壁を破るためには、戦い方のバリエーションを増やさなければならない。例えば、先にも述べたが、カウンターのみだけでなく、前線でタメを作って時間を作れるFWが必要だ。強豪相手にもポストプレーができたり、守備だけでなく前線で起点を作れる選手を増やさなければいけない。

 そのためには、JリーグでもっとFWが出場機会を掴む必要がある。今のJリーグは外国人FWばかりが前線を固めているので、なかなか日本人FWが育ってこない。今後のワールドカップでベスト16の壁を破るためにも、その競争に勝ってスタメンを張るFWが出てきてほしい。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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