投壊ヤクルト、ドラフト1位に推したい「即戦力4投手」
高津監督はが欲する人材は誰なのか。26日のドラフト会議に注目が集まる(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
一寸先は闇ーー。
ファンにとってはそんなシーズンだったのではないでしょうか。
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昨年までのセ・リーグ連覇から今季、まさかの5位に沈んだヤクルトです。敗因は様々ですが、その一つが防御率12球団ワースト3.66の投手陣にあることは、疑いようがありません。
今年のドラフトはヤクルトと同じく神宮球場を主戦場とする東都大学野球リーグの投手が多いことから、入団後もマウンドが合わない、といったリスクもありません。
ならば、誰を1位指名すべきか。アマチュア野球関係者に聞いてみました。
(1)青山学院大学・常廣羽也斗投手
言わずと知れた大学球界屈指の本格派右腕です。「勝てる投手」としても評価は高く、春秋の「戦国東都」を連覇した原動力となっただけでなく、6月の全日本大学野球選手権ではチームを日本一に導き、MVPを獲得。7月の日米大学野球選手権でも侍ジャパン大学日本代表の一員として、敵地優勝を達成したことも記憶に新しいです。
「間違いなく開幕ローテに入って10勝できます。唯一の気がかりはすでに広島が1位指名を公表していることから、抽選が避けられないこと。しかしリスクを背負わなくてはいい投手は獲れない。高津監督には果敢に抽選に臨んで欲しいですね」
(2)青山学院大学・下村海翔投手
チームメートの常廣投手の方がメディアを賑わせていますが、実戦派としての能力は下村投手の方が上、と話すスカウトもいます。身長174センチと上背こそありませんが、MAX155キロと球威は十分です。
「先発だけでなく中継ぎでも十分いけます。使い勝手も良く、50試合ぐらい登板しているイメージも湧いてくる。常廣投手もそうですが、大学の先輩にあたる石川雅規投手が現役にいるのも心強いでしょう。日米大学野球では当落線上から代表入りして、結果的にはMVPに輝きました。メジャー予備軍を封じ込めた投球は本物です」