巨人・梶谷 「育成契約」の波紋 このまま「塩漬け」の可能性も
梶谷においては、DeNA時代から故障の多さで知られていた。移籍時も契約年数の長さを危ぶむ声も球界内にあったが、巨人移籍後も腰、ひざとメスを入れるなどまさに満身創痍の状態となっている。一方チームを見渡せば、同じ外野手ポジションにはドラ1ルーキーの浅野が加入した。
20日のドラフトで自らクジを引き当てた高松商の浅野翔吾外野手(17)には原監督も「時間は必要」と前置きしながら、近い将来の岡本和との和製クリーンアップ形成を夢見るなど、高い期待をかけている。
シーズン中も「レギュラーを獲る選手はあっという間に獲る」と若手台頭を促していた指揮官だけに、浅野にはどんどんとチャンスを与えることは十分考えられる。結果次第では、大型契約を結んだ梶谷すらもファームで「塩漬け」になる可能性も十分あるというのだ。
20年オフに梶谷と同じくFAでDeNAから移籍した右腕、井納は2年で1勝と結果を残せず、戦力外通告を受けチームを去った。プロの世界は結果が全て、FA砲の梶谷にとっても移籍3年目のシーズンとなる来季はいよいよ待ったなしの正念場となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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