「今年勝負をかけないと終わってしまう」背水の陣で臨む巨人・梶谷隆幸に求められる「復活」のポイントとは

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(C)Getty Images

 プロ野球はいよいよキャンプインを迎えた。各球団とも、ここから3月の開幕に向け選手たちによる、レギュラー獲得や開幕一軍入りを目指してのアピールが繰り広げられることとなる。

 その一方で、昨季思うような結果を残せなかったプレーヤーにとっては、ここから復活への道のりが始まるが、活躍が期待されたベテラン選手にとってはまさに「背水の陣」となるキャンプ、新シーズンだ。

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 そして、今オフ、異例の育成契約を結んだ巨人梶谷隆幸外野手(34)もその中の1人。梶谷はFAで巨人入りした2021年、死球による骨折や腰痛によりシーズン途中で戦列から離れている。復帰を目指した昨季は3月に左膝を痛め、その後手術を受けることとなり、選手生活で初めて一・二軍通して試合出場が無いシーズンとなった。

 キャンプは一軍からのスタートとなり、まずは実戦復帰を目指すことが最初の目標となるが、厚い戦力を誇る巨人では公式戦出場の機会を掴むことが困難であるとの見方も強い。また、FAでの加入だっただけに、2年間のほとんどを怪我の治療に費やしてきた34歳のベテランには、球団OBからも厳しい意見が寄せられている。

 現役時、大洋(現DeNA)で長く活躍し、引退後はコーチも務めた高木豊氏が1月31日にYouTubeチャンネル『TAKAGI YUTAKA BASEBALL CHANNEL』を更新し「【背水の陣】高木豊が考える今年復活して欲しい選手について語ります」の中で、球団の後輩でもある梶谷に対し、今季の復活へ必要な心構えを語った。

 高木氏はこの2シーズンを振り返り「(巨人に)お前何しに行ったんだ、手術しに行ったのか、FA使って」といきなり厳しい言葉を投げかけると、怪我はどうしようもないとしながらも「おそらく原監督の中には梶谷が怪我から戻ってくると言う計算は無い」として、現状で構想外であるとの見解を示している。

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