久保建英は「非売品」 古豪ソシエダの会長が隠さなかった日本代表MFを巡る“98億円の思惑”「放出する必要性など一切ない」
今夏の移籍が有力視される久保。しかし、そこにはクラブの事情も絡んでいる。(C)Getty Images
レアル・ソシエダで約3年のキャリアを重ねた久保建英の動静があわただしい。
現地時間5月24日にラ・リーガが最終節を迎えた今季も久保は公式戦52試合で、7ゴール、4アシストを記録。一時はベンチを温める日々もあったが、主力として違いを生み出し続けた。
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そんな23歳はシーズン終了から間もない現地時間5月27日にドイツの大手代理人事務所「Sports360」と契約を締結。各国のスター選手が名を連ねる同事務所との提携によって、今夏の移籍市場でのステップアップに向けた動きが加速している。
すでにアーセナルやリバプール、そして古巣で、契約権利の50%も所有しているレアル・マドリーへの電撃復帰など様々な噂が飛び交っている。その大半はソシエダからの移籍を予測する者が目立っている。
久保を重宝してきたイマノル・アルグアシル監督の退任も決まり、間違いなくクラブは再編期を迎えている。そうした中で「ソシエダ残留」は日本代表MFのキャリアにとって足踏みにもなりかねないが、そこには古豪の思惑が絡み合う。
現地時間5月29日に行われた新体制発足の記者会見に出席したジョキン・アペリバイ会長は、「代理人を代えたとは聞かされていない。今日、もしも、クボと何かしらの話をするとしたら、いつもの代理人に連絡することになる」と明言。その上で、「私たちに彼を移籍させる考えはまったくないし、来季もここにいてくれることを望んでいる」と久保が“非売品”である意向を強調した。
「彼を放出する必要性や考えなど一切ない。我々はクボがソシエダにいることを前提に、話し合いを行なってきた」






