「これは小さなことではない」久保建英、今季も開幕戦ゴール 新生ソシエダの船出は「あらゆる可能性が広がる」
今季の久保はよりゴールに近い位置でのプレーが増えそうだ(C)Getty Images
ラ・リーガ2025-2026シーズンがいよいよ開幕を迎えた。現地時間8月16日のバレンシア対レアル・ソシエダのゲームが行われ、久保健英が今季初ゴールを記録。在籍4シーズン目、初戦から高いパフォーマンスを発揮した。試合は1-1のドローに終わっている。
【動画】久保建英が開幕戦でゴラッソ!エリア外から左足で突き刺した鮮烈弾の映像
新たにセルヒオ・フランシスコ監督が指揮を執るレアル・ソシエダが敵地での勝ち点獲得に、背番号14が大きく貢献している。右サイドでスタメン出場となった久保は、0-1とリードを許していた60分、相手ゴール前中央、ペナルティエリア手前でブライス・メンデスからのパスに反応、左足でダイレクトでのミドルシュートを狙い、ゴール右に突き刺した。3分前に先制点を奪われた直後での、ゲームを振り出しに戻す一発となった。
勝ち点3には届かなかったが、レアル・ソシエダは新体制最初のゲームを引き分けと、まずまずの結果で終えている。オフには移籍の噂も途絶えなかった久保だが、クラブ加入から3度目となる開幕戦でのゴールで新シーズンをスタート。チームの“顔”として相応しい活躍を見せ、初戦で貴重な勝ち点をもたらした。
久保が記録したチームの今季初得点に対し、クラブ地元メディア『Noticias de Gipuzkoa』が高い評価を送る。アウェーでの開幕というシチュエーションを受け、「レアルは、難しい敵地メスタージャで1ポイントを獲得した。セルヒオ監督が大幅な変更をせず、既知の戦術を選択したことを評価するのはまだ早い。厳しい暑さと、まだ定まらないチーム状況のため今後に向けた結論は出せない」と振り返るとともに、「だが、現時点での勝ち点1、そしてクボのゴール。これは決して小さなことではない。日本人選手が調子を上げれば、あらゆる可能性が広がるだろう」とこの日の結果を称えている。






