「憎悪を煽る人々に居場所はない」久保建英らが受けた人種差別被害にソシエダが猛抗議 ラ・リーガも声明「侮辱行為を非難する」
ラ・リーガが声明を出すに至った経緯としては、このバレンシアファンが行った差別的な事象にレアル・ソシエダの関係者が気づき、試合終了後、同クラブの広報を通じてスタジアムにいたラ・リーガの代表者に差別的被害を報告。さらに、レアル・ソシエダはクラブの公式SNSにその当時の様子が収められた30秒の動画を投稿。そこにはしっかりと聞き取れるほどの一部の心ないファンから選手へ投げかけられた暴言が収められていた。
レアル・ソシエダは「メスタージャ・スタジアムの端の方からバレンシアのファン数名が我がチームの数名の選手に対して人種差別的、侮辱的な発言を行ったことを強く非難します。サッカーやスポーツにおいて、軽蔑、侮辱、憎悪を煽る人々に居場所はない。このようなことが二度と起こらないことを切に願っている」と抗議の声明を出していた。
その直後には、バレンシアも自社のウェブサイトとSNSで非難の声明を発表。「該当する人物が特定された場合は、厳しい処分を下してスタジアムから追放する」と調査をして処分を科すことを発表。
この試合中に起こった久保らに対する人種差別被害については、レアル・ソシエダとバレンシアの両クラブが即日、抗議し非難の声明を発表したことでラ・リーガの動向には注目が集まっていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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