久保建英、同点ゴールの起点となり敵地でドロー 前半の存在感は薄く現地評価もさまざま「波があった」「彼のプレーから得点が生まれた」

久保は期待される決定的な仕事ができなかった(C)Getty Images
レアル・ソシエダの久保建英は現地時間3月16日に行われたラ・リーガ第28節ラージョ・バジェカーノ戦でスタメン、フル出場を果した。敵地のゲームでレアル・ソシエダは2-2で引き分けており、リーグ戦3試合ぶりの勝ち点を獲得となった。試合終盤のチーム2点目は久保のプレーが起点となり生まれている。
【動画】挑んだ勝負で圧倒 久保建英の圧巻個人技からのゴラッソ
レアル・ソシエダが20分という早い時間でマルティン・スビメンディのゴールで先制。しかしホームチームは48分にオスカル・トレホ、72分にペドロ・ディアスが決め、後半に入っての2得点でラージョ・バジェカーノが逆転に成功する。
だが、押されていたレアル・ソシエダは80分、敵陣でボールを奪うと右サイドを上がった久保へと素早くパスをつなぎ、ここで久保がゴール前へ低いボールのクロスを供給。これを相手キーパーが足に当てクリアするも、ゴール正面で待ち構えていた途中出場のアルカイツ・マリエスクレーナが拾い、冷静に流し込みネットを揺らした。久保の果敢な仕掛けからチャンスが広がり、最後はこの日が今季2度の出場となった19歳、マリエスクレーナのゴールで同点に追いついている。
久保はこの場面以外では、69分にPA内に切り込んでいき至近距離から右足でシュートを狙っている。惜しくも枠外だったものの、得点の匂いを感じさせるプレーをみせていた。だがこの日の久保は、全体を通しては、存在感が薄かった時間帯もあり、現地での評価も様々となっている。